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02 May

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24 May

the brilliant green  「愛の_愛の星」


the brilliant green ブリグリは1997年デビュー。

ヴォーカル川瀬智子の歌声は、

余計な感情を含まない真っ直ぐな、それでいて優しく切ない
例えていえば、自分の発した歌声のメロディを見ながらそこに集中して歌っている様な。

分かりにくい?私の感覚なのでね・・。メロディ目に見えないしね。

透明感と言う言葉だけでは表せないと思うんですよね。

一番最初に聞いたのはこの曲ではないけれど、
あまりにもいい意味で冷静でびっくりした覚えがある。

歌の世界に、自分の世界に、歌う気持ちよさに、陶酔している歌手もいる。
それはそれで、とても素敵。

でもブリグリは違う。一歩引く魅力がある。

でも歌っている内容や曲が一歩引いているかと言えば、全くそうではない。

この曲、歌詞がとてもいい。

全てが繋がているようで、1つのセンテンスごとに一言づつ話しかけられている様で。



熱く真っ直ぐに飛び込んでくる声もいいけれど、
じわっと包み込まれながらも、ほったらかしてくれるブリグリを
求める時が必ずある。
 
愛を込めて
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23 January

椎名林檎 「本能」


”あたしの衝動を突き動かしてよ”

PVのガラスをぶち破るシーンがすっごく印象的だった。


”約束はいらないわ。果たされない事など大嫌いなの。”

果たされないことが前提なのが、その頃の私にはピッタリだった。




そして、この声が最高なのだ。

最近の林檎ちゃんは、ちょっと声が高すぎる。

それも良いんだけど、私はこの頃の林檎ちゃんの歌声が好きだ。

捻らずに、変に小細工せずに、鋭い感覚をぶつけて来る様な。


ちょっとコブシが聴いている所も(笑)


本能、という題名と、PVを見るとちょっとエロティックなイメージ

でも歌詞の内容はそこに留まらない。

ちなみに、あのPVのガラスはすっごいお金かかっているそうだ。


前作「ここでキスして。」とはテイストの違う曲で

でもこれが、椎名林檎だと私たちは肌で耳で感じ

既に知っていた。


ゾクゾクする程の歌声と世界観に虜になる。

闇の中から眩い閃光が差す様な。

そして、いつも椎名林檎は私たちに挑んでいる。

ねぇ、そうでしょう?って。



求めるのに、求めるのが怖い。
永遠を夢見るのに永遠があることを信じていない。
想いの強さを知っているが故に、強さを持て余している。

人は矛盾が大好きだ。





22 January

森高千里 「ハエ男」


久しぶりに、森高千里のベストを聴いていて、

改めて驚いた。

というのも、「ハエ男」と歌いながらも、なおかつ可愛くて
認められるのは森高千里くらいではないだろうか。

作詞作曲 森高千里

この人は本当にアンテナが立っていて、独自路線のアイドルだった。

美人だし可愛いし、足もキレイ。(保険何億だったっけ?)

ま、この曲は当時の大人気番組「ウッチャンナンチャンのやるならならねば!」
で「ハエ男」のコーナーの主題歌だったのだ。
(私もうろ覚えですが)

wikiより↓
ハエ男
さまざまなシチュエーションに現れるハエ男(内村)のコント。ハエ男は上の人間にゴマをする人間を指す事で、このようなシーンに必ず登場し奇妙なダンスを踊りながらハエ男シールを貼っていく。このコントについては森高千里がテーマソング『ハエ男』を担当した。また、このコーナーには森高千里がゲストとして出演した。                     


でも、これを知らなくても普通に聞けるよきっと。

何だろ 変におちゃらけてもいないし、おふざけソングにもなりきっていない。

森高千里だけが、出せる味なのである。と考える。


もちろん、(普通の)名曲も沢山生み出している彼女。


個性が強い、とかではなく きっと許容範囲が広いんだろう。

全部受け止められるのだ自然に。


「ハエ男」の公式PVを載せますが、これも無駄に凝っている(笑)
無駄にって言っちゃダメか(笑)

歌が始まるのは、4:20位からです。
お暇なら、最初からじっくり見て下さい。
お急ぎなら、4:20から見て下さい。





森高 最高♪
28 November

SINGER SONGER 「初花凛々」


アルバム「ばらいろポップ」に収録されているSINGER SONGERのファーストシングル。


シンガーソンガーは、CoccoがVoで、くるりの岸田繁Gと佐藤征史B、くるりのサポートメンバーだった堀江博久Key、Dr,臺太郎 のメンバーで構成されたスーパーバンド。

スーパーバンドとは、実績のあるミュージシャンが集まって組んだバンドの呼び名。



Cocco久々に(3年ぶり)メディア登場。2005年のお話だけど。


独特の、爽やかなのにブラックホールがあるようで、でも絵本の様なCoccoワールド

+くるりの色と、ほんわかが、本当に気持ちのいいアルバムです。

この曲の歌いだしは、「地団駄踏んでだだを捏ねた」です。

Coccoらしい!

ぜったい普段から地団駄踏んでそう(笑) 

思わない? というか想像できちゃう。


歌う事が直接的過ぎて、辛かった という様な事をインタアビューで言ってた。


でも、書いたりしてると(小説的なもの)1ページにすごく時間がかかる。

歌ってその瞬間に伝えられるもの。
私には歌の方が向いているみたい。

というちょっとうろ覚えで申し訳ないですが、そんなことを話していました。

どうしてそんなに遠回りしちゃうんだろうって、彼女が愛おしく思いました。


こんなに歌えるのだから、楽しんで感謝して突き詰めればいいのにって
私なら思っちゃうけどな。

それは、他の人から見てるからなのかもしれないね。

乗り越えるべきなのは本人で、やってみないと乗り越えることも出来ない。

能動的でなさそうで能動的なんだCocco。


Hello Hello というサビが、出会いの季節春を思わせる。

そしてなぜか、別れも同時に感じさせるのがSINGER SONGERの凄いところでしょう。

ライブバージョン最初ちょっと小さめだけど、聴いてみてくださいね。



30 September

松任谷由実「DESTINY」Part.2


 人はどれだけ、会わなくなった好きだった人の事を想っていられるのだろう。
 もちろんその相手との関係性(お付き合いしたか、しないか、期間はどれくらいかなど)
 にもよると思うけど、、、

 私は、半年・・・くらいかな。

 薄情なんて言わないでね。そんなに立ち止まっていられないしね。              
 傷ついた自分に飽きちゃうし(笑)いや、本当に辛かったんだけどね。
 
 
 
 イイなと思っていて、ちょっと仲良くなったけど、最初だけで
 思い通りなんて絶対ならなくて、だからまたハマっちゃって
 自分の気持ちが後戻りできなくなって。
 

 だからなのか、元々そんな人なのか
 相手に、冷たくされてから、また会った日までがどれ位かという事を想像してしまう。

 どんな人にも心をゆるせず なので、もしかしたら何年も経っているかもしれません。


 
 
 この「DESTINY」の主人公の女の子は

 ずっとどんな気持ちを抱えてきたんだろうって。

 思わず考えてしまう そんな想像力を掻き立てるのはユーミンの歌詞なのか歌声なのか。


 両方か。

 
 
        
 人は、ずっとずっと心の中でその人の事を考えていると
 久し振りに会っても懐かしいなんて、そんな気はしない。
 
 「ああ・・」って感じ。このああ・・の中にすんごい感情潜んでます。
 

 長かった時間が一瞬だった気がする。そんな時。
 

 ユーミンの歌にはそういう瞬間が多いと思う。

 時を、感覚を、空間を、一瞬にして超える様な。
 
 
 
 告白・・・してないのかな。
 ううん。口では言えなかったのね、きっと。私そう思う。
 言わせない男だったんでしょう。
 

 でもさ、この時点で過去形なんだよね。
 本当に愛していたんだと。
 女ってこういう所がある。
 最初っから分かっていたけど、分からない振りがしたいんだ。
 
 
 
                           ” ホコリだらけの車に指で書いた
        True love, my true love
        本当に愛していたんだと
        あなたは気にもとめずに走りだした
        True love, my true love
        誰かが待ってたから

        冷たくされて いつかは
        みかえすつもりだった
        それからどんな人にも
        心をゆるせず

        今日わかった また会う日が
        生きがいの 悲しいDestiny


        緑のクウペが停まる 雲を映し
        Sure love, my true love
        昔より遊んでるみたい
        みがいた窓をおろして口笛ふく
        Sure love, my true love
        傷あとも知らないで

        冷たくされて いつかは
        みかえすつもりだった
        それからどこへ行くにも
        着かざってたのに

        どうしてなの 今日にかぎって
        安いサンダルをはいてた
        今日わかった空しいこと
        むすばれぬ 悲しいDestiny”

     
 


 そうだよ。人には言わなければ、伝えなければ、永遠に気付かれない事もある。
 それが、現実なんだよね。

 
  そんな現実を、安いサンダルという言葉で私たちに教えてくれるユーミンが好きだ。
 

    

        
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