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03 May

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31 October

Mariah Carey 「Through The Rain」


マライア・キャリー。
当初は7オクターブの虹色の声を持つと、大ブレイク。
(実際の音域は5オクターブらしいけどそれもかなり凄いよね)

本当に 高音は、人間の声じゃないみたいに聞こえる。
例えば大空を自由に飛び回る小鳥の様に。

歌う笑顔がとてもチャーミングだった。シンデレラストーリーを実現させた
ポップス全盛期の歌姫マライア。

もちろん私生活でも色々あった。時代の変化もあった。

声が出にくくなった。私はどう歌っていいか分からなくなったのかなと推測してます。

売れてから環境も変わり 周りの人間も変わり 大変だったと思う。

その後復活するんだけど(この次のアルバムから本格的に)、

この低迷期と言える時期に発売されたアルバム「Charmbracelet」

ちょうど、ブレスレットにチャームを付けるのが日本でも流行ってた。

自分の名前とか、可愛いリボンやバックお花などをね。



ポップスから、R&B方面への転換も見られるこのアルバム。
私は大好き。

ちなみにこのアルバムを引っ提げての日本ツアーの名古屋
(当時はレインボーホールだった(笑)2003だもの。)にも行ったの。
全身で歌うマライアは、もっとプライドが高い?様な・・イメージだったんだけど
とても歌が好きで可愛いという印象でした。(セットはちょっと安っぽかったけど・・)
感動したことを憶えています。

そのアルバムの中のこの曲は、絶対に歌う事に戻ってみせる。負けないから。

雨降りの時もあるけれど、必ず願いは叶うから。と彼女の心を歌っているようで

その頃の私の心情にも似ていて。

響きました。



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30 October

Tony Bennett & Lady Gaga 「Anything Goes」


デビューアルバム『The Fame』が全世界で1200万枚を超えるヒットとなり、

一躍スターダムにのし上がったLady Gaga。

そのスターの登場に私はワクワクしっぱなしだった。

久々に胸がときめいたのだもの。


でも、密かに思っていたことがある。
アルバムを聞いて。

Lady Gagaは、カッコいいし音楽のセンスも抜群だし、独特の世界を持っている

でも・・・歌はそんなに上手くないな。と。

思っていた。

貴方も、そう思わなかった?


でも、このアルバム「Cheek To Cheek」を聞いて、やっぱり違うって思いました。

2008年にリリースされたデビュー・アルバム『The Fame』制作時は、自身でコントロールできなかったことが多く、たくさんの時間が彼女のボーカルを「ラジオ向けによりエレクトロニックでオートチューンの効いたもの」にすることに費やされていた。だからこそ、ボーカル重視の『Cheek To Cheek』では、大きな解放感を得ることができたようだ (MTVnewsより)

そういう事か。

経歴を見ていても、非常に優れた歌唱力 的なことが書いてあり、ずっと疑問だった。


このアルバムには、30年代のジャズの名曲を集めて収録されている。




何といってもトニーの88歳とは思えない声!!!

何といっても伸びやかで本当に楽しそうな28歳のレディガガ!!!


男の包容力とはこういうものかと、深く知ることのできるアルバムです。


レディガガを、子供の様に安心して、心からリラックスさせられるのは

ある意味この人以外いないのではないでしょうか。

音楽の素晴らしさだけを、大切にする事。自分の軸を持ち周りに左右されない事。
歌い続けなければいけない人だという事。自分を愛し尊重する事。

すごく大切な事をトニーから教わったというレディガガ。
本当に良かった。あなたが歌を辞めようと思っていたなんて。
このアルバムを聞いて、もう一生歌っていく決意が出来たって感じたんだけど
間違いないよね?




07 October

BOOWY「16」 Part.2


自分の居場所を探す気持ち。

思春期10代半ばから後半位かな、感じませんでした?

何のために産まれてきたんだろう。
自分にはもっと相応しい場所があるんじゃないか。
誰も、何も、分かってくれない。
自分は正しいはずなのに。
自分はもっと凄いはずなのに。

脳の構造の変化や、親からの自立をしていく時期、そんな色々な兼ね合いで

揺れ動く心と思考。


どんなに周りに助けられて 支えられて 丸ごと面倒見てもらってるか。

気付けない年頃(笑)


しかし日常から抜け出そうとする事は、実はとても難しい。

とても思い詰めないといけないし。
とても勇気がいるし。
その後の保証なんて何もないし。

賢い子供はそんな事しない。

じゃあ、それをするのは愚かな事なのか。

それは、その子の生きる力の強さによると思う。
生命力というのかな。


場所や仕事やお金を得る事。運に恵まれる事。才能がある事。諦めない事。
それまでの日常の素晴らしさに気付ける力。
自分のするべき事に目覚められる力。


衝動に従ってもいい。
責任を取るのは自分だもの。
走り出せるのも才能だと思います。


         ”いつもNO BODY SO 耳をふさいで
         何もかもに唾を吐き
         グレて街をとばしつづけてた 心はべつにはれやしないけど
         LONLY TIME BUT JUST ALIVE
         つかれきってたあの頃

         ありったけの金をにぎりしめ 泥だらけの靴で飛び出した
         冷たいレールに耳をあてて 都会のノイズ確かめていた
         いつかのJAMES DEANみたいに 行き先なんて決めてないけど
         だれも居ないカラッポのイスで 新聞にくるまって夢を見る

         そうさこのまま何も出来ないで年をとってゆくのはゴメンサ
         心がすりきれてゆく前に
         GOODーBYE FAR A WAY NO TRAIN
         MIDNIGHTの列車はNO RETURN
         あさってへ心走らせて  Yeah Uh Yeah 

     
         
         冷えきって震える肩をとめる様に無理やり抱き寄せて
         約束どおりBABY来るなんてオマエもやっぱり馬鹿な奴サ
         いつでも何かにおびえながら そして何もかもがからまわり
         温もりからはじかれた二人 午前三時の闇に溶けてゆく

         そうさこのまま何も出来ないで年をとってゆくのはゴメンサ
  
         心がすりきれてゆく前に
         GOODーBYE FAR A WAY NO TRAIN
         MIDNIGHTの列車はNO RETURN
         あさってへ心走らせて  Yeah Uh Yeah 

         そうさこのまま何も出来ないで年をとってゆくのはゴメンサ
  
         心がすりきれてゆく前に
         GOODーBYE FAR A WAY NO TRAIN
         MIDNIGHTの列車はNO RETURN
         あさってへ心走らせて  Yeah Uh Yeah 

         SIXTEEN BOOGIE・・・
         SIXTEEN BOOGIE AND LOVESONG”


走り出せるのも才能だけど、そこに留まれることも才能だと思います。
自分の人生を生ききった人が素敵じゃない?
02 October

BOOWY 「16」


 私の思春期は、BOOWYの音楽に支えられていた。

と言っても、BOOWYを知ったのは残念ながら解散してからだ。

たしか、小5か6年生の時。

友達のお兄ちゃんが布袋っちのファンで。その友達が布袋っちを教えてくれて、

(その頃はCOMPLEXも解散してて布袋さんはソロ)元々はBOOWYってバンドの

ギタリストだったんだって、知った。


多分、好きすぎて最初に聞いた曲は何だったか とか、
 

   どこがいいと思って好きになったのか なんて、

憶えていない。

生まれる前から、好きだったんだ。位の感覚です。

でも、ライブに行きたかったとは強く思ったけど。だって四日市とかに来てたんだよ。

ま、それはしょうがないけど。


「16」はファーストシングル「ホンキー・トンキー・クレイジー」のB面。
A面 B面 (笑) B面は今で言うカップリングです。

名曲なんだけど、そんなに収録されてないんです。

 

イイね。昭和だね。


あの時代だったからこそのBOOWYでしょ。

まだ世の中が混沌という雰囲気を残していたし、この4人が合わさった時のパワーと言ったら!

ただただ惹き付けられる魅力は、日本のロックの歴史を確実に変えた。

彼らの3枚目のアルバムBOOWYは、ベルリンで録音されました。

「16」はその1番最後に吹き込まれた命。

2つの楽曲が合わさって出来た曲だけど、この歌詞にはこのメロディしかあり得ない。

「そうさ、このまま何もできないで年を取ってゆくのはごめんサ! 心がすりきれてゆく前に」

「あさってに心走らせて」


歌っている人と歌詞が遠い存在ではいけないと思う。

氷室京介独特の世界観は、そのままの存在で歌詞として音に乗る。






30 September

松任谷由実「DESTINY」Part.2


 人はどれだけ、会わなくなった好きだった人の事を想っていられるのだろう。
 もちろんその相手との関係性(お付き合いしたか、しないか、期間はどれくらいかなど)
 にもよると思うけど、、、

 私は、半年・・・くらいかな。

 薄情なんて言わないでね。そんなに立ち止まっていられないしね。              
 傷ついた自分に飽きちゃうし(笑)いや、本当に辛かったんだけどね。
 
 
 
 イイなと思っていて、ちょっと仲良くなったけど、最初だけで
 思い通りなんて絶対ならなくて、だからまたハマっちゃって
 自分の気持ちが後戻りできなくなって。
 

 だからなのか、元々そんな人なのか
 相手に、冷たくされてから、また会った日までがどれ位かという事を想像してしまう。

 どんな人にも心をゆるせず なので、もしかしたら何年も経っているかもしれません。


 
 
 この「DESTINY」の主人公の女の子は

 ずっとどんな気持ちを抱えてきたんだろうって。

 思わず考えてしまう そんな想像力を掻き立てるのはユーミンの歌詞なのか歌声なのか。


 両方か。

 
 
        
 人は、ずっとずっと心の中でその人の事を考えていると
 久し振りに会っても懐かしいなんて、そんな気はしない。
 
 「ああ・・」って感じ。このああ・・の中にすんごい感情潜んでます。
 

 長かった時間が一瞬だった気がする。そんな時。
 

 ユーミンの歌にはそういう瞬間が多いと思う。

 時を、感覚を、空間を、一瞬にして超える様な。
 
 
 
 告白・・・してないのかな。
 ううん。口では言えなかったのね、きっと。私そう思う。
 言わせない男だったんでしょう。
 

 でもさ、この時点で過去形なんだよね。
 本当に愛していたんだと。
 女ってこういう所がある。
 最初っから分かっていたけど、分からない振りがしたいんだ。
 
 
 
                           ” ホコリだらけの車に指で書いた
        True love, my true love
        本当に愛していたんだと
        あなたは気にもとめずに走りだした
        True love, my true love
        誰かが待ってたから

        冷たくされて いつかは
        みかえすつもりだった
        それからどんな人にも
        心をゆるせず

        今日わかった また会う日が
        生きがいの 悲しいDestiny


        緑のクウペが停まる 雲を映し
        Sure love, my true love
        昔より遊んでるみたい
        みがいた窓をおろして口笛ふく
        Sure love, my true love
        傷あとも知らないで

        冷たくされて いつかは
        みかえすつもりだった
        それからどこへ行くにも
        着かざってたのに

        どうしてなの 今日にかぎって
        安いサンダルをはいてた
        今日わかった空しいこと
        むすばれぬ 悲しいDestiny”

     
 


 そうだよ。人には言わなければ、伝えなければ、永遠に気付かれない事もある。
 それが、現実なんだよね。

 
  そんな現実を、安いサンダルという言葉で私たちに教えてくれるユーミンが好きだ。